バリ・オベロイ

初めての南国。ムッとして甘い果実の香りが含まれたようなトロリとした空気。
でも、思ったほど暑いわけではない。

ホテルは、チェックインなどをする建物と、宿泊する建物が別れている。
プライベートプール付きのビラもあるのだが予算の関係で、一番スタンダードな部屋。それでも平屋1棟に4部屋。全ての部屋のドアや窓が外向きになっているので
、他にお客を意識しなくて済む。
部屋には(夢のような)天蓋付きのキングサイズベット。昼と夜ではベットメイクが、いつの間にか変えてある。夜は枕に花も添えられる。
バスルーム。総大理石。その大理石の床から続く大理石のお風呂。ガラス張りのシャワーブース。天井から床までガラスなので、外の小庭が見える。
一生、そこに済んでいたいようなゴージャスなお部屋。

ルームサービスで朝食も頼めるが、ホテルの庭の野外レストランで朝食。
朝食が済んで部屋に帰るとマネージャーからのメッセージカード。
その日のホテル発の観光、夜のディナーショーの案内。
昼間は、プールサイドでノンビリ過ごす。コーヒーのサービスがあったり、食事もそこまで運んでくれる。
夕方、庭で子供達がガムランの練習をするのを見ながら、ジンジャーティーやビスケットのサービス。
そしてなにより、海の向こうに沈んでいく大きな夕日、地平線の彼方いっぱいに広がっている。
夜はレストランや野外レストラン、ガムランを見ながらのシアターレストラン。

観光で1回、ディナークルーズ(ゲロゲロになった)で1回、ホテルを離れただけで、後はず~っとホテルでノンビリ過ごし、非日常的なゴージャスを満喫した。
さすがに高級ホテルだけあって、他の宿泊客もそれなりにお金持ち風。セコセコしたビンボー臭い観光客がいない。そのホテルに不似合いなのは私達(?)とプロ・サーファー風の若いにぃーちゃんとパンキッシュなそのGF。
ガイドブックにも有名人が泊まるとあったが、私達が泊まっている間にスティーブン・セガール御一行が泊まっていた。
ホテルのスタッフは殆どの宿泊客の顔と名前を覚えていて、みんなにこやかだった。

だから私は、すっかり南国が気に入った。
アチコチ忙しく観光してまわる旅行より、南国でゴージャスなリゾート。
次回こそはタヒチの水上コテージへ行けるかしら。。。



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